労働基準法の改正により、時間外労働の上限規制が設けられています。残業時間の上限は、原則として月45時間/年360時間とし、臨時的な特別の事情が無ければこれを超えることはできません。
そして、臨時的な特別な事情があり労使が合意する場合でも、以下を超えることはできません。
①年720時間以内
②複数月平均80時間以内(休日労働含む)
③月100時間未満(休日労働含む)
※時間外労働の上限規制について、詳しくは厚生労働省からの案内もご参照ください。
36協定チェック一覧では、上記の中の①③を管理する機能です。
(②について平均残業時間チェック一覧にて管理することができます。)
1ヶ月や1年といった単位で残業時間の基準値を設け、各従業員の残業時間と比較しながらチェックすることができます。基準値を超えた場合には管理者へアラートメールを発信することもできます。
チェック項目は、残業時間に加え、残業超過回数や平均残業時間など、残業時間上限規制のルールに則った管理が可能になります。
集計された残業時間は専用画面(※1)にて年度単位で従業員ごとに確認でき、背景色が変わるのでアラートの有無も確認することができます。
※1 管理者画面
■操作方法
【勤怠管理タブ>36協定チェック一覧】を押しますと、検索条件を指定する画面が表示されます。ここで指定した年度やその他条件を基準に、各月の残業時間を表示します。
検索結果が表示されますと、規定値の超過度合によって背景色が変わります。
あらかじめ設定した4種の規定値+100時間超過に応じ、下記の通り背景色が変わっていきます。
チェックの元となる残業時間や規定値は、【設定タブ>運用マスタ>36協定チェック】にて指定します。ここで指定された項目を毎月積み上げ、規定値と比較してチェックします。
残業時間は従業員画面(※2)にも表示することができ、従業員ごとに表示・非表示を選択することができます。
※2 従業員画面
36協定チェックの反映は、当月中であれば夜間に自動で行われる日次仮締め処理時、個人別修正登録時や勤怠申請承認時に実行されます。月を跨いだ場合は仮締め処理実行時に行われます。