《マスタ詳細の概要》
実際に36協定チェックを作成、変更する画面になります。必要に応じて各項目の設定をおこないます。〔36協定チェック〕から<詳細>をクリックして移動してきた場合は、各項目欄に登録内容が表示されています。任意の項目を編集し、登録内容を更新することができます。
図1. 36協定チェック詳細画面
《操作方法》
●登録、更新
36協定チェックを新規登録する場合、まず画面上部の「チェックコード」「チェック名称」「年度開始月」「開始月年度」「36協定文」「36協定・従業員タイトル名」「36協定・表示項目名称」「36協定・残業時間項目」を入力、もしくは選択します。(図2)
図2. 36協定チェック詳細 入力画面
《主な項目説明》
「チェックコード」:新たなチェックコードを、半角英数3桁で入力します。(必須)
「チェック名称」:名称を全角50字以内で入力します。(必須)
「年度開始」:年度の開始月を選択します。
「開始月年度」:「年度開始月」で選択し月が、当年度か次年度かを選択します。※
「36協定文」:36協定文や特別条項文等が、全角500字以内で入力可能です。
「36協定・従業員タイトル名」:従業員メニュー画面上部に36協定でチェックされる残業時間の一覧を表示した時のタイトルを設定します。(必須)
「36協定・表示項目名称」:従業員メニュー画面上部に表示される残業時間一覧の表示項目名称を設定します。(必須)
「特別条項・表示項目名称」:従業員メニュー画面上部に表示される残業時間一覧の特別条項の表示項目名称を設定します。
「36協定・残業時間項目」:表示される項目の中から、集計対象とする残業時間項目を選択します。(必須)
「特別条項・残業時間項目」:休日労働を含む残業時間の項目を設定します。
※「年度開始」、「開始月年度」の設定例を下記に記載します。
(例①)年度開始月を「9月」、開始月年度を「当年度とする」とした場合(締め日は月末)
「2017年9月1日」は、「2017年度9月」となる。
(例②)年度開始月を「9月」、開始月年度を「次年度とする」とした場合(締め日は月末)
「2017年9月1日」は、「2018年度9月」となる。
《注意事項》
チェックコードに既存コードを入力して<登録>をクリックした場合、入力されたコードに紐づく情報が更新されます。新規登録する際は、「チェックコード」には必ず未登録のコードを入力してください。
「特別条項・残業時間項目」に項目を設定すると、36協定チェックでは「36協定・残業時間項目」では休日労働を含まない残業時間として管理し、「特別条項・残業時間項目」では、休日労働時間が含まれた項目としてチェック処理を行います。休日労働時間を自動的に加算されたりするわけではありませんので、予め計算された結果を設定するようにして下さい。
画面上部の入力が終わりましたら、次に各時間数を入力します。(図3)
時間数は最大4段階でのチェックが可能となります。基本的なアラート順は「36協定・警告ライン → 36協定・超過ライン → 特別条項・警告ライン → 特別条項・超過ライン」となり、各設定値を超えた場合にアラートが発信されます。
図3. 36協定チェック詳細 時間数入力欄
《主な項目説明》
<36協定/特別条項>
「1ヶ月」:アラート対象となる1ヶ月の上限時間
「1年」:アラート対象となる1年の上限時間
《注意事項》
チェック項目を入力する際は、「警告ラインの時間数 < 超過ラインの時間数」、「36協定の時間数 < 特別条項の時間数」としてください。
チェックしない項目に関しては、未入力、もしくは0時間で登録してください。
時間数の入力が終わりましたら、次に残業超過回数チェックを設定します。(図4)
残業超過回数チェックでは、指定した月数内の累計残業時間が、年間に発生する回数をチェックします。指定回数を超えた場合はエラーとなり、アラートが発信されます。
図4. 36協定チェック詳細 残業超過回数チェック入力欄
《主な項目説明》
「する・しない」:「する」にした場合のみ設定が可能です。
「月数」:対象とする月数を選択します。※
「時間数入力」:アラート対象とする上限時間
「年間回数」:対象となる回数を選択します。※
(例)3か月に80時間以上となる残業が、年2回発生した場合
年度開始月を4月とすると、「4-6月」「7-9月」「10-12月」「1-3月」の期間で残業時間を
チェックしていき、上限となる80時間を超えた回数を積み上げます。
※月数と年間回数の関係は、全体として1年の半分を超えないものとされていることから、一定期間が1か月の場合6回以内、2か月の場合3回以内、3か月の場合は2回以内とし、1年の半分を超えないように定めます。
残業超過回数チェックの入力が終わりましたら、平均残業時間チェックを設定します。(図5)
平均残業時間チェックでは、指定した期間での平均残業時間を算出しチェックします。指定時間を
超えた場合はエラーとなり、アラートが発信されます。
図5. 36協定チェック詳細 平均残業時間チェック入力欄
《主な項目説明》
「する・しない」:「する」にした場合のみ設定が可能です。
「月数」:対象とする月数を選択します。
「時間数入力」:アラート対象とする上限時間
・削除
〔36協定チェック〕から削除するチェックコードの<詳細>をクリックし、〔36協定チェック詳細〕に移動します。「チェックコード」欄に入力されているコードが削除予定のものであることを確認し、<削除>をクリックします。
《注意事項》
削除しようとするチェックコードが従業員へ紐づいている場合削除できません。従業員への設定を解除し、再度削除をおこなってください。