《設定画面の概要》
登録した拡張項目へ算出結果を格納するために、休日付与規則の代休タブで設定を行う必要があります。ここで設定された情報にもとづいて、代休管理が実施されます。
〔休日付与規則の設定〕
●操作方法
〔管理者メニュー〕を表示し、「設定」タブを選択します。
図1. メニューの設定タブ選択時の画面
<運用マスタ>ボタンをクリックします。
図2. 運用マスタの画面
<休日付与規則>ボタンをクリックします。
図3. 休日付与規則の代休タブ選択時の画面
「代休」タブをクリックすると図3の画面が表示されます。
《主なボタンの説明》
<更新>:代休の付与規則内容を更新します。既に登録されている内容を更新する場合もこのボタンを利用します。
<選択>:対象社員範囲コードを設定する場合に利用します。
クリックすると〔対象社員範囲一覧〕に移動します。〔対象社員範囲一覧〕で端数時間の算出や、代休自動発生を行なう従業員の範囲を設定します。
図3. 対象社員範囲一覧の画面
<この範囲を対象にする>ボタンをクリックすることで、対象社員範囲コードが選択されます。
対象範囲社員一覧コードの新規作成は<対象社員範囲を新規作成する>ボタンをクリックして下さい。修正は<詳細>ボタンで変更可能です。部署の範囲や、雇用、職種で、代休の自動発生や、端数時間を算出する社員を限定することができます。
《主な項目の説明》
①代休設定
いくつかのブロックに分かれて設定しますので、そのブロックごとに説明します。
図4. 代休タブの画面左側
「年度開始月」:代休管理をする上で利用する年度開始日を設定します。
「年度繰越」:代休の発生や残数が、年度繰越時に、残数を繰り越すか指定します。
「残数チェック」:代休残数が無いにもかかわらず、代休を消化した場合、重エラーを表示するか、軽エラーを表示するか、それとも、特にエラーは出さないかを指定します。
「代休自動発生」:代休を自動発生されるか否かを設定します。
代休を自動発生させる場合は、代休利用判定を設定する必要があります。
図5. 代休タブの画面中央部
「有効期間・取得日以降」:代休が利用できる期間を設定します。期限なし、日数、週数、月数、月度数から選択肢、何日間、何ヶ月感発生した代休が利用可能かを設定します。
「発生日数」:代休発生日数を計算するか、計算する場合、計算結果をどの拡張項目に設定するかを指定します。項目名はこちらで作成された拡張項目が選択可能です。
「消滅数」:代休消滅日数を計算するか、計算する場合、計算結果をどの拡張項目に設定するかを指定します。
「取得日数」:代休取得日数を計算するか、計算する場合、計算結果をどの拡張項目に設定するかを指定します。
「残数」:代休の残数を計算するか、計算する場合、計算結果をどの拡張項目に設定するかを指定します。
「端数時間1」:端数時間を計算するか、計算する場合、計算結果をどの拡張項目に設定するかを指定します。端数時間1を計算するためには、更に「代休判定設定1」を設定する必要があります。
「端数時間2」:端数時間を計算するか、計算する場合、計算結果をどの拡張項目に設定するかを指定します。端数時間2を計算するためには、更に「代休判定設定2」を設定する必要があります。
図6. 代休タブの画面下部
「代休判定設定1」:代休自動発生をする際の条件、また、端数時間1を計算するための条件を指定します。
「対象社員範囲コード」:代休判定をする上で対象となる従業員の範囲を指定します。<選択>ボタンをクリックすると、図3が表示されます。
「勤務区分項目」:代休判定が行われる勤務区分コード、または、出勤区分、各手当を設定します。この対象社員範囲コードと勤務区分項目が日次のデータで合致した場合、端数計算や代休自動発生が実施されます。
勤務コードの場合は、勤務区分項目はプルダウン指定しますが、出勤区分、各手当の場合は、入力欄になります。
「判定項目」:代休を発生させる上で必要となる時間が格納されている項目を設定します。例として実働時間などが対象となるでしょう。
「判定時間」:判定項目に格納されている時間に対して、ここで設定される1日分、または半日分の時間を超えた場合、代休が自動で発生します。また、自動発生にかかわらず、代休が発生したと設定されたときも、この「判定時間」を元に、「判定項目」の時間から「判定時間」が引かれ、「端数時間1」に設定されます。なお、「端数時間1」がマイナスになることはありません。
1日分、または半日分のどちらかを発生させたくない場合は、99時間59分を設定することにより発生が抑止されます。
「代休判定設定2」:「代休判定設定1」と同じ処理を「端数時間2」に対して行なうことが出来ます。
《注意事項》
代休管理では、代休の先取りは出来ませんのでご注意下さい。
残数、消滅数、端数時間1、端数時間2は拡張項目の日次計算で利用できません。
発生日数についても、自動発生分は日次計算では正しく計算されませんのでご注意下さい。
以上の設定を行なうことで、代休管理が利用可能となります。