《詳細画面の概要》
〔ユーザエラーチェック詳細〕画面は、実際に各エラーチェックを作成、変更する画面になります。
エラーチェックを実施するか否か、エラー対象者の設定、チェック項目1からチェック項目5まで必要に応じて設定を行い、それらすべてに合致した場合に出力するエラーメッセージ内容は何かを設定します。
図1. ユーザエラーチェック詳細画面
《ユーザエラーチェック新規登録の流れ》
〔勤怠申請〕画面や各修正画面でデータの入力方法に誤りが多く見られる場合、ユーザエラーチェックを実施することにより、データの誤りを入力者自身が発見できるため、データの入力精度を上げることが出来ます。ユーザエラーチェックを新規で登録する場合は、〔ユーザエラーチェック一覧〕画面から<新規にエラーを作成する>ボタンを押して、〔ユーザエラーチェック詳細〕画面を開きます。
〔ユーザエラーチェック新規登録〕
●操作方法
ユーザエラーチェックを新規登録する場合は、まず、画面上部の「エラーコード」「対象社員範囲コード」「重エラー/軽エラー」「エラーメッセージ」「エラーチェック有効無効」を入力、もしくは選択します。「対象社員範囲コード」は横の<選択>ボタンを押すことで、〔対象社員範囲一覧〕画面に移動します。この画面の<この範囲を対象にする>ボタンをクリックすることで、範囲コードを選択することができます。これらの入力が完了後にチェック条件1から5を入力します。
図2. ユーザエラーチェック詳細画面上部
チェック条件は1から5まで最大5つ設定でき、それら全てに合致した場合、ユーザエラーとなり、上記で入力したエラーコードやエラーメッセージ内容が表示されます。チェック条件1は必須入力のため、必ず設定する必要がありますが、2から5までは必要な場合に入力することになります。
《注意事項》
チェック条件の番号を飛ばして入力することは出来ません。例えば、チェック条件1、2、4と入力した場合などです。このとき、チェック条件3が無いとのエラーメッセージが出てしまい登録することはできません。チェック条件4を3に入力しなおして、チェック条件1、2、3が入力されている状態とし、登録する必要があります。
図3. ユーザエラーチェック詳細のチェック条件1入力欄
《主なボタンの説明》
<チェック条件1をクリアする>:チェック条件1内の入力内容を全て初期化し、未入力の状態にします。チェック条件2から5にも、それぞれ同じボタンがあります。
《主な項目の説明》
(図3)の様にチェック条件は9個のブロックに分かれており、この中のどれか1つを選択します。各ブロック下記①から⑨までのラジオボタンを選択すると対象の入力欄が白くなります。
①日次データ
②予定勤務区分が未入力
③予定勤務区分(最大5つの区分まで判定可能)
④予定勤務区分の出勤区分・手当
⑤勤務区分が未入力
⑥勤務区分(最大5つの区分まで判定可能)
⑦勤務区分の出勤区分・手当
⑧事由が未入力
⑨事由(最大5つの事由まで判定可能)
①日次データ
図4. 日次データ入力欄
日次データの判定は、標準項目、拡張項目共に、日次データが未入力か、他の日次データと比較してどうか、固定値と比較してどうかを、条件として1つ選ぶことができ、また、拡張項目を利用できるため、拡張項目で行った計算結果に対して、データの比較を行なうこともできます。そのため、データの入力値や、計算結果、午前午後などの判定をする場合などに選択します。
日次データを選択し、さらに、以下の項目で選択内容を判定します。
《主な項目の説明》
「未入力」・・・選択した日次データ内容が設定されていない場合の判定として選択します。
「日次データ(比較先)」・・・選択した日次データと他の日次データ(比較先)と大小比較します。
「固定値」・・・選択した日次データ内容と入力した固定値で大小比較します。
「不等号項目」・・・選択した日次データの内容と比較先日次データ、固定値の比較時に利用します。
《注意事項》
日次データは計算結果後の値で比較されるため、文字列などは未入力になりますが、計算結果が格納される値は未入力では判定出来ずに、0で判定しなければならない場合がありますのでご注意下さい。日次データでデータ型が文字列の場合の比較は、一致「と等しい(=)」と不一致「それら以外」のみで判定されます、大小比較等は行われません。
②予定勤務区分が未入力
図5. 予定勤務区分未入力欄
予定勤務区分が設定されていない場合の判定として選択します。
③予定勤務区分(最大5つの区分まで判定可能)
図6. 予定勤務区分入力欄
予定勤務区分が、選択された最大5つの区分と一致するかを判定する場合に選択します。
④予定勤務区分の出勤区分・手当
図7. 予定勤務区分の出勤区分、手当欄
勤務区分は出勤区分で分類されています。また、手当1から手当6も分類分けとして利用できる勤務区分の項目です。そのため、それらを判定出来るようにするのが、この判定項目です。予定勤務区分の出勤区分、手当を固定値と大小比較で判定します。
《主な項目の説明》
「固定値」・・・選択した予定勤務区分の出勤区分、手当1から6の値と大小比較します。
「不等号項目」・・・選択した出勤区分、手当1から6と固定値の比較時に利用します。
《注意事項》
出勤区分や手当1から6までは、勤務区分をグルーピングすることにも利用できます。その為、予定勤務区分や勤務区分をエラーチェック作成時に6個以上選択が必要な時に使用すると便利ですが、これらの項目は、勤怠の計算処理でも利用していることが多く、エラーチェックのために修正を行なうと、勤怠計算時に問題が発生してしまうことが考えられます。
出勤区分や、手当の修正を行なうときは十分に注意して行って下さい。
⑤勤務区分が未入力
図8. 勤務区分未入力欄
勤務区分が設定されていない場合の判定として選択します。
⑥勤務区分(最大5つの区分まで判定可能)
図9. 勤務区分入力欄
勤務区分が、選択された最大5つの区分と一致するかを判定する場合に選択します。
⑦勤務区分の出勤区分・手当
図10. 勤務区分の出勤区分、手当欄
勤務区分は出勤区分で分類されています。また、手当1から手当6も分類分けとして利用できる勤務区分の項目です。そのため、それらを判定出来るようにするのが、この判定項目です。勤務区分の出勤区分、手当を固定値と大小比較で判定します。
《主な項目の説明》
「固定値」・・・選択した勤務区分の出勤区分、手当1から6の値と大小比較します。
「不等号項目」・・・選択した出勤区分、手当1から6と固定値の比較時に利用します。
⑧事由が未入力
図11. 事由未入力欄
事由が設定されていない場合の判定として選択します。
⑨事由(最大5つの区分まで判定可能)
図12. 事由入力欄
事由が、選択された最大5つの区分と一致するかを判定する場合に選択します。
チェック条件2からチェック条件5まで、どれもチェック条件1と同じ作りになっています。
各条件を最大5個まで設定し、すべて合致する場合、ユーザエラーとなります。
エラーチェックを設定し終わったら、画面上部の<登録>ボタンをクリックして登録して下さい。
<一覧に戻る>ボタンをクリックすると、〔ユーザエラーチェック一覧〕画面に戻り、登録した内容が一覧に表示されていることが確認できます。
《注意事項》
ユーザエラーチェックは計算処理に負荷を与えないように、入力内容が不一致だった場合は即座につぎのエラーチェックを調べるような作りをしています。そのため、エラーチェック条件設定も、なるべく1日の勤務区分や事由などは設定されないような項目からチェックしていくと良いです。
1ヶ月の勤怠の入力も、勤務区分は基本的に毎日何かしらの内容が設定されますが、事由はそうでは無いと思います。そのため、勤務区分と事由のそれぞれをチェック条件で合致しているかチェックする場合は、事由を先に確認して、勤務区分、日次データの順で判定すると良いでしょう。
《ユーザエラーチェック更新の流れ》
登録されているユーザエラーチェックは〔ユーザエラーチェック一覧〕画面に表示されています。
一覧に表示されている、修正を行いたいユーザエラーコードの<詳細>ボタンをクリックすることで、登録されているユーザエラーコードの内容が表示される〔ユーザエラーチェック詳細〕画面に移動します。
移動後は、修正したい内容を変更し、<登録>ボタンをクリックすることで更新が行われます。
図13. ユーザエラーチェック一覧の詳細ボタンの位置
《主なボタンの説明》
<詳細>:登録されているユーザエラーチェックが修正出来るユーザエラーチェック詳細画面に移動します。
削除を行いたい場合も同様に一覧から<詳細>ボタンをクリックして〔ユーザエラーチェック詳細〕画面に移動し、<削除>ボタンを押します。削除が完了すると〔ユーザエラーチェック一覧〕画面に自動で移動します。
図14. ユーザエラーチェック詳細の、登録、削除ボタンの位置
〔ユーザエラーチェック更新〕
●操作方法
基本的にはユーザエラーチェックを新規登録する場合と操作内容は変わりません。チェック条件内の全ての内容をクリアして再度入力したい場合は各チェック条件の<チェック条件xをクリアする>ボタンを押して下さい。
《主なボタンの説明》
<登録>:ユーザエラーチェック詳細で修正した内容を更新します。
<削除>:登録されているユーザエラーチェックを削除します。
《注意事項》
ユーザエラーチェックは一時的にユーザエラーコード1つのエラーチェックを無効にすることが出来ます。エラーチェックをすぐに削除するよりは、一時的にチェック無効とし、運用上問題がないことを確認してから削除するとよいでしょう。