ここでは打刻アプリから連携された打刻データが、どのように勤怠データとして反映されるかを説明します。当マニュアルの概要でも説明のとおり、打刻データは以下の3種類の勤怠の打刻として反映が行われます。
《反映される打刻種類》
出勤打刻 ・・・ 当日最初の「着席打刻」を出勤打刻とします。
退勤打刻 ・・・ 当日最後の「業務終了打刻」を退勤打刻とします。
離席時間 ・・・ 1日の離席時間の合計時間を集計し、反映します。
なお、上記の「離席時間」は計算式の項目として使用できますので、計算式を調整することで勤務時間から控除するなどの設定が可能です。
※離席時間の考え方は運用方法により異なることから、自動的な控除の設定はしておりません。
上記の仕様を前提とし、個人別在席照会画面で表示されるデータと、勤怠管理の個人別修正画面に表示されるデータを比較した例にてご説明します。
●例1:1/10(火)勤務のデータ反映例
図1. 勤務データ反映例1
今回の例では、当日最初の着席打刻が行われた「10:10」が出勤打刻、業務終了打刻が行われた「17:30」が退勤打刻として反映されます。
また、12:00~13:00と15:00~16:00に2回行われている離席の時間を集計し、離席時間として「02:00」が勤怠データへ連携されています。
●例2:1/12(木)勤務のデータ反映例
図2. 勤務データ反映例2
今回の例では、1日のうち2回に勤務が分かれています。
この場合、当日最初の着席打刻が行われた「10:30」が出勤打刻、当日最後の業務終了打刻が行われた「19:30」が退勤打刻として反映されます。(※)
また、離席時間については1回目の勤務中に行われた11:30~13:00の離席に加えて、1回目の勤務の業務終了である16:00から、2回目の勤務の開始(着席打刻)である17:00までの1時間も離席時間としてカウントして集計します。(控除計算をする場合を考慮しています)
これにより、離席時間は「02:30」として勤怠データへ連携されます。
※:制限値設定にて退勤有効打刻が「最後」と設定されていることが前提となります。